
中医臨床 通巻181号(Vol.46 No 2)
商品コードISBN 978-4-910643-98-4
特集/コモンディジーズの中医治療 ―しびれ(感覚障害)―
2025年06月20日発行
2025年06月20日発行
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中医学的アプローチを把握して治療の幅をひろげる
【特集】コモンディジーズの中医治療 ―しびれ(感覚障害)―
しびれを生じる疾患はさまざまあり,頸椎や腰椎など脊椎の整形外科的な疾患から生じる場合や,末梢神経に関連するものもある。他にも糖尿病やアルコール性のしびれ,脳血管障害,悪性腫瘍に伴うものなど多岐に及ぶ。一般に原因疾患に応じた治療が行われるが,治療が長期に及んだり,満足いく効果が得られないことも少なくない。しびれは,古くから漢方薬や鍼灸が用いられることが少なくない領域である。現在の日本では漢方薬では牛車腎気丸や疎経活血湯などがよく用いられているが,中医学では風湿や痰飲,オ血などによる実証のほか,気血虧虚に邪実を伴った虚実挟雑証など,さまざまなしびれに対応する考え方と治療経験がある。本特集では「しびれ(感覚障害)」に対する中医学・漢方・鍼灸の考え方や治療をはじめ,さらに日本の臨床現場での実際の取り組みについて紹介する。
【特集】コモンディジーズの中医治療 ―しびれ(感覚障害)―
しびれを生じる疾患はさまざまあり,頸椎や腰椎など脊椎の整形外科的な疾患から生じる場合や,末梢神経に関連するものもある。他にも糖尿病やアルコール性のしびれ,脳血管障害,悪性腫瘍に伴うものなど多岐に及ぶ。一般に原因疾患に応じた治療が行われるが,治療が長期に及んだり,満足いく効果が得られないことも少なくない。しびれは,古くから漢方薬や鍼灸が用いられることが少なくない領域である。現在の日本では漢方薬では牛車腎気丸や疎経活血湯などがよく用いられているが,中医学では風湿や痰飲,オ血などによる実証のほか,気血虧虚に邪実を伴った虚実挟雑証など,さまざまなしびれに対応する考え方と治療経験がある。本特集では「しびれ(感覚障害)」に対する中医学・漢方・鍼灸の考え方や治療をはじめ,さらに日本の臨床現場での実際の取り組みについて紹介する。
◆本号の主な内容
【特集/コモンディジーズの中医治療 ―しびれ(感覚障害)―】
■[杏林春秋]肝気虚の理法方薬(篠原明徳)
■[杏林春秋]東洋医学における創造性の喪失(田中耕一郎)
■[薬局取材]漢方薬局が挑むステロイドに頼らない皮膚病相談(岡部幸治)
■[インタビュー]日本の中医鍼灸はどこへ行くか(兵頭明)
■[仮免鍼灸]こむら返りの病因病機と治療穴(三旗塾 臓腑経絡検討委員会)
■[エッセイ]工場から煎じ薬を宅配する時代に(藤田康介)