現代語訳◎奇経八脈考
商品コードISBN 978-4-904224-05-2
著者:明・李時珍
校注:王羅珍・李鼎
翻訳:勝田正泰
A5判 並製 332頁
2009年 3月26日(第1版)発行
校注:王羅珍・李鼎
翻訳:勝田正泰
A5判 並製 332頁
2009年 3月26日(第1版)発行
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日本の針灸臨床に新しい拡がりをもたらす!
「痛み」の治療で威力を発揮する奇経療法!
李時珍によって確立された奇経学説の原典。
原文・和訓・校注・現代語訳・解説。
「奇経療法」の理論的根拠をやさしく解説する。
「痛み」治療をはじめ日本の針灸臨床に新天地を開く書。
奇経八脈は,十二正経と並び立つもう一つの経絡システム。『難経』で提起され,李時珍によって学説として確立された針灸における重要な柱。古代より,十二正経派と奇経八脈派は相互に補いながら,対立した臨床学派を形成してきました。臨床的には非常に重要な意味をもちながら,十二正経に較べて,奇経八脈についての研究はまだまだ不十分だとされます。
日本においても正経治療が中心であって,奇経学説はあまり重視されてきませんでした。故間中喜雄先生らごく少数の人々が,奇経療法を研究されてきましたが,最近になって,ふたたびこの奇経療法を見直す動きが生まれてきています。それは,実際の臨床の場では,「竇(とう)氏八穴」のように特効穴治療が重要な役割を果たすからです。本書の出版を契機にぜひ奇経学説を研究していただき,針灸臨床に新しい分野を広げていただきたいと思います。
◇当社刊『現代語訳◎黄帝内経素問』 『現代語訳◎黄帝内経霊枢』と同シリーズで,同じ体裁で組んでいます。
◇原文と和訓(見やすい大文字による上下2段組)
◇注釈――全文の現代語訳――解説の順に構成。
◇解説:①各脈の名前の由来,②分布と交会穴,③弁証と施治(注釈とともにこの解説が非常に優れていると評価されています)。
◇各脈に付図
◇付録:①本書引用方剤,②奇経八脈弁証用薬の探求,③奇経八脈交会穴総表,④八脈八穴の源流と臨床応用
◇索引