中医臨床 通巻135号(Vol.34 No.4)
商品コードc135
特別連載/産婦人科疾患①
2013年12月20日発行
2013年12月20日発行
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【特別連載】産婦人科疾患①
様々な臨床科のなかで,婦人科は最も漢方薬が頻用される分野であろう。歴史的にみても,すでに『金匱要略』には婦人に関する条文が記載され,温経湯・桂枝茯苓丸・当帰芍薬散など現代でも使用される方剤が確立している。また孫思邈は『備急千金要方』で婦人病を最初に置き,女性の特徴を理解して治療するよう述べている。
このように中医婦人科学は長い伝統をもつが,現在の日本においては,現場の産婦人科医を中心に,おもにエキス剤を中心とした漢方治療が行われている。
そこで今号では,婦人科疾患に対する西洋医学の現状と中国伝統中医学の考え方を提示したうえで,さらに日本の婦人科医療の現場の感覚・意見をまとめた。今回はまず女性の女性たる最も基本的な問題,すなわち月経の問題を中心に,月経異常・月経関連不定愁訴・更年期障害を取り上げる。
様々な臨床科のなかで,婦人科は最も漢方薬が頻用される分野であろう。歴史的にみても,すでに『金匱要略』には婦人に関する条文が記載され,温経湯・桂枝茯苓丸・当帰芍薬散など現代でも使用される方剤が確立している。また孫思邈は『備急千金要方』で婦人病を最初に置き,女性の特徴を理解して治療するよう述べている。
このように中医婦人科学は長い伝統をもつが,現在の日本においては,現場の産婦人科医を中心に,おもにエキス剤を中心とした漢方治療が行われている。
そこで今号では,婦人科疾患に対する西洋医学の現状と中国伝統中医学の考え方を提示したうえで,さらに日本の婦人科医療の現場の感覚・意見をまとめた。今回はまず女性の女性たる最も基本的な問題,すなわち月経の問題を中心に,月経異常・月経関連不定愁訴・更年期障害を取り上げる。
◆本号の主な内容
【特別連載/産婦人科疾患①】
■[中国リポート]地域医療に浸透する中医学~社区篇~(編集部)
■[杏林春秋]掌蹠膿疱症と潰瘍性大腸炎の相関性について(猪越恭也)
■[困っている症例]上半身のほてり・めまい(高橋楊子)
■[インタビュー]ツボの主治症表記の標準化と鍼灸の弁証論治(黄龍祥)
■[寄稿]刺鍼による脳血管障害治療は本当に有効か?(朱明清ほか)
■[近況雑感]背部兪穴の刺鍼法(浅川要)