腹証図解 漢方常用処方解説 [改訂版] 【通称:赤本】
商品コードISBN 978-4-904224-58-8
編著者:髙山宏世
A5判 並製 336頁
2019年 2月 1日(改訂版)発行
A5判 並製 336頁
2019年 2月 1日(改訂版)発行
数量
【三考塾叢刊】シリーズ
漢方医学書のベストセラー『赤本』 大改訂!
■本書の紹介■
本書は,昭和63年(1988年)の初版発行以来,『赤本』の愛称で親しまれ,漢方を学ぶ臨床家の圧倒的な支持を獲得して62回もの増刷を重ねてきた名著の改訂版です。
このたびの改訂では,著者自身が全面的な見直しを行い,旧版の内容を踏襲しつつ,図版・本文を含めた全面にわたる大幅な修正を行いました。また,新たに「症状・病名索引」を追加するなど,より使いやすくなっています。
◆改訂のおもな内容◆
◇図版・本文を含めた全面的な見直しによる大幅な修正。
◇従来の「効能」の項目を「臨床応用」に変更し,処方の証によって起こり得る病名を例示。
◇「五十音順処方名索引」の内容を拡大し,見出しとなっている処方名だけでなく,「類方鑑別」などにある処方名等すべての処方名が検索可能に。
◇「症状・病名索引」を新たに追加。
■本書の内容■
エキス剤で健康保険適用の126処方を薬効別に収載。各処方とも,見開きの2頁に方意,診断のポイント,処方の特性と舌証・脈証・腹証,原典の読み下し文,処方構成,君臣佐使,構成生薬の本草学的効能,八綱弁証,臨床応用,類方鑑別などがまとめられており,特にその処方の特徴をよく表したユニークな腹証図が好評です。
◆本書の特徴◆
◇現在,医療機関で繁用される医療用漢方製剤のなかから126処方を収録。
◇各処方は,解表剤・和解剤・表裏双解剤・瀉下剤・清熱剤・温裏補陽剤・補気剤・補血剤・気血双補剤・滋陰剤・理気剤・安神剤・利水剤・駆瘀血剤といった効能別に分類。
◇各処方の解説は,それぞれ見開き2頁で収め,以下の内容を示す。
処方名:処方名の後に出典を示し,別名等があるものは処方名の下に附記。
挿絵:腹証および体表に現れる典型的な症状を示す。
方意:処方の適応する具体的な症状を簡略に記し,脈象や舌象を附記。
診断のポイント:証を決定するにあたって目標とすべき症候を箇条書きで列記。
原典(主治):出典の条文を片仮名交じりの読み下し文で表記。出典を断定できないものは原典の代わりとなる文言を「主治」として示す。
処方:処方を構成する生薬の薬物名と1日分の分量のグラム数を表記。
構成:処方の君臣佐使を記す。
方義:処方を構成する各生薬の中医学的性味と本草学的薬効を記す。
八綱分類:処方の表裏・寒熱・虚実を記す。
臨床応用:漢方診療のなかで有効あるいは適応すると思われる症状や疾患を列記。
類方鑑別:証が類似していてまぎらわしい処方との鑑別ポイントを記す。