中医臨床 通巻156号(Vol.40 No.1)
商品コードISBN 978-4-904224-64-9
特集/アレルギー疾患の中医治療
2019年 3月20日発行
2019年 3月20日発行
数量
中医学のアレルギー疾患治療はどこまで来たか
【特集】アレルギー疾患の中医治療
アレルギー疾患の患者数は増加しており,わが国の全人口のおよそ2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患しているといわれている。近年,アレルギー疾患の発症機序や悪化因子等の解明が進み,新たな治療薬や治療法が開発されるなどしているが,依然として根治に至らず長期的な対症療法を余儀なくされている患者も多い。本特集では,このような現状において漢方や中医学がどのように活かされ,何が期待されているのかを探る。
特集では,まず膠原病・アレルギーを専門にする滝沢健司医師に,わが国におけるアレルギー疾患に対する現代医学的治療と漢方治療の現状について紹介していただいたうえで,中医学ではアレルギー疾患をどう捉えどのように治療しているのかについて解説していただいた。さらに,臨床報告として木田正博医師に環境や生活習慣といった現代社会的要因に着目したアレルギー疾患の治療例を報告していただいた。
中国からは,中医学におけるアレルギー疾患治療の具体的な進め方について北京の仝小林氏の論文を,さらに北京の王琦教授の中医体質学の観点を加味した湯液治療ならびに針灸治療に関する論文をそれぞれ翻訳して掲載した。
【特集】アレルギー疾患の中医治療
アレルギー疾患の患者数は増加しており,わが国の全人口のおよそ2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患しているといわれている。近年,アレルギー疾患の発症機序や悪化因子等の解明が進み,新たな治療薬や治療法が開発されるなどしているが,依然として根治に至らず長期的な対症療法を余儀なくされている患者も多い。本特集では,このような現状において漢方や中医学がどのように活かされ,何が期待されているのかを探る。
特集では,まず膠原病・アレルギーを専門にする滝沢健司医師に,わが国におけるアレルギー疾患に対する現代医学的治療と漢方治療の現状について紹介していただいたうえで,中医学ではアレルギー疾患をどう捉えどのように治療しているのかについて解説していただいた。さらに,臨床報告として木田正博医師に環境や生活習慣といった現代社会的要因に着目したアレルギー疾患の治療例を報告していただいた。
中国からは,中医学におけるアレルギー疾患治療の具体的な進め方について北京の仝小林氏の論文を,さらに北京の王琦教授の中医体質学の観点を加味した湯液治療ならびに針灸治療に関する論文をそれぞれ翻訳して掲載した。
◆本号の主な内容
【特集/アレルギー疾患の中医治療】
■[巻頭インタビュー]私のアトピー診療スタイル(牧野健司)
■[新・方剤学~方剤分類と方意~]解表剤〈5〉(加島雅之)
■[中医診察ナビゲーション]陽明論による急性顔面神経麻痺の治療(丁元慶)
■[回顧 針麻酔]針麻酔による鎮痛効果の研究〈後篇〉(韓済生)
■[近況雑感]第46回日本伝統鍼灸学会学術大会に参加して(浅川要)