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漢方診療ワザとコツ
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商品コードISBN 978-4-904224-65-6

著者:織部和宏
A5判 並製 272頁
2019年 7月 5日(第1版)発行

通常購入

定価:3,960(本体3,600円+税)
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日本漢方と中医学の真髄を知り尽くした著者が,
見事な治療経験を惜しみなく伝える。


■本書の特徴■
◇14年間にわたって漢方専門誌に連載してきた原稿を大幅に加筆・修正して単行本化。
◇日本漢方の大家,山田光胤先生から学んだ腹診の技術と,中国の中医師から学んだ中医理論の両方を駆使して治療にあたる。難治疾患を治癒させた例を多数紹介。
◇「織部塾」で漢方専門医を育成する,すぐれた指導者としての一面を本書でも発揮。どのように勉強して漢方の実力をつけるべきか,示唆に富む内容。
◇軽やかでユーモアに満ちた文章が読者を漢方の世界の深みに誘う。
 
  • 著者略歴
    • 
      織部 和宏(おりべ・かずひろ)
      1947年 大分県生まれ。
      1973年 神戸大学医学部卒業。
       神戸大学医学部附属病院放射線科医局入局。
      1976年 九州大学医学部温泉治療学研究所附属病院(九州大学病院別府先進医療センター)内科入局。外来医長・病棟医長を歴任。
      1980年 大分赤十字病院第二内科部長・九州大学医学部生体防御医学研究所講師を兼任。
      1986年 織部内科クリニック(大分市)開院。
      2002年 織部塾開塾。後進の指導にあたる。
      2012年 日本東洋医学会奨励賞受賞。
      2015年 第19回東亜医学協会賞受賞。
      現在 大分大学医学部臨床教授を兼任。日本東洋医学会指導医・漢方専門医・代議員・元大分県部会会長。大分県医師会副会長。日本医師会代議員。
      著書:『漢方事始め』(日本医学出版),『吉益東洞先生はそうおっしゃいますが』(たにぐち書店)など。
      
      
  • 目次
    • 
      推薦文 山田 光胤
      
      序章 私と漢方
      
      第1章 症状からみる漢方治療
       かぜ・咳
       頭痛
       不眠症
       皮膚疾患
       冷え症
       腹満と便秘
       下痢
       膀胱炎様症状
       ぎっくり腰
      
      第2章 方剤からみる漢方治療
       気虚の主方
       四物湯とその加減方
       痰飲証と二陳湯
       四逆散の時代がやってきた
       加味逍遙散と抑肝散の違い
       駆瘀血剤について
       エキス剤にない方剤をどうするか
      
      第3章 漢方の味わい
       『傷寒論』はウソをつかない
       病名にこだわらない
       腹診の技術を磨く
       一味の加減
       左と右と漢方薬
       異病同治―四逆散と桂枝茯苓丸を用いた4例
       同病異治
       裏寒の治療
       併病について
       「表の証」と「裏の証」
       西洋薬にも証がある
       NSAIDsの副作用と漢方薬
       現代の口訣を追試する
       食生活にも気配りを
       私の愛読書―『中薬の配合』
      
      あとがき
      索引