中医臨床 通巻162号(Vol.41 No.3)
商品コードISBN 978-4-904224-84-7
特別企画/わが国における新型コロナと漢方
2020年 9月20日発行
2020年 9月20日発行
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秋冬のCOVID-19に備える
【特別企画】わが国における新型コロナと漢方
2019年12月に中国湖北省の武漢市で広がり始めた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的拡大をみせて8カ月。9月現在,わが国では新規感染者が緩やかに減少する傾向をみせているが,感染抑制と経済活動の正常化をにらみながらの悩ましい状況が続いている。
この間,COVID-19に対しさまざまな知見が得られ,治療薬やワクチンの開発が急ピッチで進められているが,変異しやすいウイルスの特性を考えるとウイルスそのものをターゲットとする現代医学とは異なり,生体に働きかけることを主体とする漢方医学をぜひとも有効に活用したい。中国では流行の早期から国の「COVID-19の治療ガイドライン」に中医学を組み入れ,実際に多くの臨床現場で用いられてきたが,わが国ではどうであろうか。今回,日本の医療現場から,COVID-19と中医学・漢方をテーマに,経験・提言・可能性・現状などについて声を寄せていただいた。
【特別企画】わが国における新型コロナと漢方
2019年12月に中国湖北省の武漢市で広がり始めた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的拡大をみせて8カ月。9月現在,わが国では新規感染者が緩やかに減少する傾向をみせているが,感染抑制と経済活動の正常化をにらみながらの悩ましい状況が続いている。
この間,COVID-19に対しさまざまな知見が得られ,治療薬やワクチンの開発が急ピッチで進められているが,変異しやすいウイルスの特性を考えるとウイルスそのものをターゲットとする現代医学とは異なり,生体に働きかけることを主体とする漢方医学をぜひとも有効に活用したい。中国では流行の早期から国の「COVID-19の治療ガイドライン」に中医学を組み入れ,実際に多くの臨床現場で用いられてきたが,わが国ではどうであろうか。今回,日本の医療現場から,COVID-19と中医学・漢方をテーマに,経験・提言・可能性・現状などについて声を寄せていただいた。
◆本号の主な内容
【特別企画/わが国における新型コロナと漢方】
■[新・方剤学]“散”の治法:和解剤(加島雅之)
■[特別寄稿]膜原の淵源および理論と臨床(路京華)
■[中国地域流派探訪]江西の傷寒派に聞く/寒温統一の継承(蒋小敏)
■[針灸処方学]対証処方③ 理気方(渡邉大祐)
■[鍼灸百話]鎮痛効果の関与は末梢神経か,経絡か?(篠原昭二)