中医学が疫病をどう考えるか
漫画でサクッと読める！

■本書の紹介■
2019年末～2020年にかけて，新型コロナウイルス感染症（COVID-19）が世界中で猛威を振るった。治療薬やワクチンの開発が続けられているが，いまだ決定打となるものが見つかっていない。思い起こせば，人類は感染症との歴史を繰り返してきた。なかでも中国では2千年前の『傷寒論』以来，未知の感染症との闘いを繰り返してきた。いまこそ，その知恵に学ぶべきである。本書では中医学では疫病をどう捉えているのか，傷寒や温病との違いなどについて，『温疫論』（清・呉又可）を軸に，その他の文献も参照しながらマンガでわかりやすく描かれている。今後も確実にやってくる新たな感染症の脅威に立ち向かうとき，臨床実践に裏打ちされた中国伝統医学の経験に学びたい。

著者略歴


石井　尊子（いしい・たかこ）

英国Mary Reid International School of Beauty卒業。2012年より漢方製剤を扱う製薬会社の学術課に勤務。2008年北京中医薬大学日本校中医薬膳科修了。2011年北京中医薬大学日本校中医中薬専攻科卒業。同年国際中医師の資格を所得。

著書に『乾くんの教えて！中薬学』（2017年・東洋学術出版社），『乾くんの教えて！四診・上巻』（2022年・東洋学術出版社）。

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