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[新装版]中医臨床のための舌診と脈診
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[新装版]中医臨床のための舌診と脈診

商品コードISBN 978-4-904224-43-4

著者:神戸中医学研究会
B5判 上製 2色刷 132頁
2016年11月25日(第1版)発行

通常購入

定価:7,150(本体6,500円+税)
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中医診断に欠かせない舌診と脈診の教科書。

■本書の紹介■
1989年の刊行以来,四半世紀以上にわたって入門者からベテランまで幅広い読者の支持を獲得してきた「神戸中医学研究会」の名著が復刊。
※収載されている舌写真は旧版と同じですが,一部の弁証を訂正したほか,全面的に記述内容に再検討を加えています。ただし内容的には旧版と大きく違いがありません。


中医診断において不可欠の「舌診」と「脈診」のための標準的な教科書。
豊富なカラー写真を収載し,診断意義を丁寧に解説。



◆舌診
 舌は体内の状態を反映する鏡であり,臓腑の病変は舌の変化としてあらわれる。舌の観察を通じて体内の状態を知ることが舌診である。本書では正常の舌象を掲げた後,舌診の基本となる舌質(舌神・舌の色・舌の形・舌の様態)と舌苔(苔の色・苔の質)の各種をカラー写真付きで解説する。
◆脈診
 脈象の変化にもとづいて,人体臓腑の気血・陰陽の生理的・病理的な変化を判断することが脈診である。本書では健康人の脈象である平脈を掲げた後,脈診の基本となる28種類の病脈について,脈の位置・速さ・力強さ・太さ・緊張度・長さ・流れ・リズムおよび複合脈に分類して脈波図付きで解説する。
 
  • 目次
    • 
      改訂版 はじめに
      第1版 はじめに
      
      
      ■舌診
      
       Ⅰ.舌診の意義と方法
        A 舌診の対象
        B 舌診の臨床的意義
         正気の盛衰を判断する/病位の深浅を弁別する/
         病邪の性質を区別する/病状の進退を推測する
        C 舌の構造
        D 舌と臓腑との関係
        E 舌診の方法と注意事項
         光線/姿勢/順序/飲食/季節・時刻/年齢と体質/
         刮苔(かつたい)・揩苔(かいたい)
      
       Ⅱ.正常の舌象
      
       Ⅲ.舌質の望診(神・色・形・態)
        A 舌神
        B 舌色
         1.淡白舌
         2.紅舌
         3.絳舌/紅絳舌
         4.紫舌
         5.青舌
        C 舌形(ぜつけい)
         1.老嫩
         2.胖大
         3.腫脹
         4.歯痕
         5.瘦薄
         6.裂紋
         7.光滑
         8.点刺
         9.瘀点/瘀斑
         10.舌下脈絡
         11.重舌/舌衄/舌癰/舌疔/舌瘡/舌菌
        D 舌態(ぜつたい)
         1.強硬
         2.痿軟
         3.顫動
         4.歪斜
         5.吐弄
         6.短縮
         7.舌縦
         8.舌麻痺
      
       Ⅳ.舌苔の望診(色・質)
        A 苔色
         1.白苔
         2.黄苔
         3.灰苔
         4.黒苔
         5.緑苔
         6.黴醬苔
         【注】苔色について
        B 苔質
         1.薄厚
          薄苔/厚苔
         2.潤燥
          滑苔/燥苔
          【注】潤燥の仮象
         3.腐膩
          膩苔/腐苔
         4.全偏
          全苔/偏苔
         5.剝落
          光剝苔/花剝苔/類剝苔
         6.消長
         7.真仮
      
       Ⅴ.舌質・舌苔の総合判断
      
       Ⅵ.舌診の注意点
        〔1〕舌象と症候が符合しない原因
        〔2〕弁証上の基本的な考え方
      
      
      ■脈診
      
       Ⅰ.脈診の意義と方法
        A 脈象の成り立ち
        B 脈診の臨床的意義
         邪正の盛衰を判断する/病変の性質を反映する/
         病位の深浅を弁別する/病変の進退と予後を判断する
        C 脈診の部位
         遍診法/三部診法/寸口診法
        D 脈診の方法と注意事項
         時刻/体位/指法/挙・按・尋/平息/五十動
        E 脈波図と圧脈波による脈象のイメージ化
      
       Ⅱ.平脈
        1)胃・神・根
         胃/神/根
        2)生理的な変動
         季節・気候/地理的環境/性別/年齢/体格/精神情緒/労逸/
         飲食/特殊な脈/脈の畸型
      
       Ⅲ.病脈
        A 病脈とは
        B 脈位の異常
         1.浮脈
          表証/虚証(陰液不足)
          【注】表証と虚証の浮脈の違い
         2.沈脈
          裏実/裏虚(陽気不足)
          【注】裏実と裏虚の沈脈の違い
         3.伏脈
          邪閉・痛極/厥証
        C 至数の異常
         1.遅脈
          寒積(実寒)/陽虚(虚寒)/陽明腑実(実熱)
         2.緩脈
          湿病/脾胃虚弱/平脈
         3.数脈
          実熱/虚熱/虚陽浮越
         4.疾脈
        D 脈力の異常
         1.虚脈
         2.実脈
         【注】虚脈と実脈の違い
        E 脈の太さの異常
         1.細脈
          気血両虚・諸虚労損/湿病
         2.洪脈
          気分熱盛/邪盛正衰
         3.大脈
        F 血管緊張度の異常
         1.弦脈
          肝胆病/諸痛・痰飲・瘧疾/その他
         2.緊脈
          実寒/激痛・宿食
          【注】弦脈と緊脈の違い
        G 脈の長さの異常
         1.長脈
          正常脈/肝陽有余・陽盛内熱
         2.短脈
          気虚/気鬱
        H 血流状態の異常
         1.滑脈
          痰飲・食滞・実熱/正常脈/妊娠脈
         2.渋脈
          傷精・血少/気滞血瘀・挾痰・挾食
        I 調律の異常
         1.促脈
          陽盛実熱の気滞・血瘀・痰飲・宿食・癰腫/虚脱
         2.結脈
          陰盛気結・寒痰・血瘀/陽虚
         3.代脈
          臓気衰微/風証・痛証・七情驚恐・跌打損傷/正常脈
          【注】現代医学的「不整脈」との違い
        J 複合脈
         ◆虚の脈
          1.濡脈
           諸虚/湿証
          2.弱脈
           気血不足/湿証
         ◆危急の脈
          1.散脈
          2.微脈
         ◆中空の脈
          1.芤脈
          2.革脈
         ◆有力な脈
          1.動脈
           痛・驚/その他
          2.牢脈
           陰寒内実・疝気・癥瘕/危象
          脈象の特徴と臨床的意義
        K 相兼脈
         浮緊脈/浮緩脈/浮数脈/浮滑脈/沈細脈/沈緩脈/沈弦脈/
         沈遅脈/沈渋脈/弦細脈/弦数脈/滑数脈/弦滑数脈/洪数脈/
         細数脈/
      
       Ⅳ.脈診の注意点
        〔1〕脈象と陰陽
         脈の浮沈/脈の遅数/脈象の転変/陽脈と陰脈
        〔2〕脈と症候の順逆
        〔3〕捨脈従症・捨症従脈
      
      索引