中医臨床のための医学衷中参西録 第3巻[生薬学・医論・書簡篇]
商品コードISBN 978-4-904224-50-2
編訳者:神戸中医学研究会
A5判 並製 488頁
2018年 1月30日(第1版)発行
A5判 並製 488頁
2018年 1月30日(第1版)発行
数量
臨床実践に裏打ちされた名著
近世の名医・張錫純が残した生薬解説や医論の数々を収載。
シリーズ完結篇。第3巻の中核をなす「生薬学」は,諸家の本草書を鵜呑みにせず,張錫純自ら験し,入念な思考のもとに書かれたもので,いまなおその価値は揺るがない。
【本書の紹介】
◇清末民国代の名医・張錫純(1860-1933)の著作『医学衷中参西録』は,1918~34年の16年間に次々と刊行され,全七期30巻からなります。その後,第八期(遺稿)を加え,1934年に河北人民出版社から刊行されたものが現在に至っています。
◇書名の「衷中参西録」とは,「衷中」すなわち中医学を確固たる土台のもとにして,「参西」すなわち西洋医学の学説・化学・薬物などを積極的に学んで有益なものを採用したという意味です。張錫純の学説・処方・用薬は,現代においても非常に高く評価されており,現在の臨床においても広く活用されています。
◇シリーズ完結篇となる[第3巻]は,張錫純の著作『医学衷中参西録』より,張錫純自身の体験にもとづく生薬解説となっている第1章「生薬学」,中医生理学とその他の生薬に関する注意,弟子との往復書簡を含む第2章「医説医話」,医界の同人との書簡による医説の表明を行う第3章「書簡」,遺稿として加えられた第4章「随筆」に部類しなおして1冊にまとめたものです。
*神戸中医学研究会では,すでに医歯薬出版から『医学衷中参西録を読む』を刊行しております(絶版)が,同書は張錫純の著書のおもに「薬物」の部分を抜粋して刊行したものです。本シリーズでは張錫純の著書のほぼ全篇を収載しています。